はじめに | この記事を読んでほしい方
「育休中だけど、このまま復職するか迷っている」
「退職したいけど、育休中に辞めるのって本当にあり?」
「保育園や失業手当、住民税のこと不安でなかなか動き出せない…」
もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、安心してください。私も全く同じ気持ちでした。
この記事では、実際に育休中に退職し、現在失業手当をもらいながら新しいキャリアに向けて動き出した私のリアルな体験談を、包み隠さずお伝えします。
この記事を読めば、あなたの育休中の退職に関する漠然とした不安が具体的なイメージに変わり、次の一歩を踏み出すヒントが見つかるはずです。
育休中に退職しようとした理由 | 私の決断の背景と葛藤

私は第二子の育休中に、長年勤めた会社を退職しました。
最終的に退職を決断した理由は、シンプルに
「育児と自分のキャリア、どちらも諦めずに両立できる働き方を見つけたかったから」です。
具体的には、
・会社が県外へ移転し、物理的に通勤が困難になった
・仕事と育児の両立が想像以上に大変で、心身ともに疲弊していた
・「本当にこの仕事が、私が心からやりたいことなんだろうか?」という疑問が拭えなかった
この3つの理由が重なり、「この機会に、思い切ってキャリアをゼロから見直してみよう」と決意しました。
退職は簡単な決断ではありませんでしたが、この決断が私にとってどれほど大きな一歩になったかを、後ほど詳しくお話します。
育休中に退職するまでやったこと【具体的な手続きと流れ】

「育休中に退職するなんて、不利益しかないのでは?」
「どうやって手続きを進めればいいの?」
私も最初は不安でいっぱいでしたが、一つ一つ確認し、正しい手順を踏むことでスムーズに進めることができました。
ここでは、私が実際に体験した手続きの流れを具体的にご紹介します。
1.退職の意思を会社に伝えるタイミングと伝え方
まず最初に行ったのは、会社への退職の意思表示です。
実は、私は保育園の申請について会社から連絡をもらい、一度話がしたいと言われて会社に行った際、このタイミングで退職の意思を伝えました。
会社からは
「4月の復職のタイミングで所属部署が県外に移転になった」と伝えられました。
通勤時間は1時間だったものが、2時間半へ。
職場の方々にはお世話になり、お休みをいただいたにも関わらず退職をするのはとても心苦しかったですが、
幼い子どもが2人いる状況で以下の点を考慮し、このまま復職するのは難しいと判断しました。
・通勤時間が倍以上になり、時短勤務では実質的に仕事ができず、かえって周りの迷惑になるのではないか
・なにより、自分自身の心身が限界になるのではないか
そのため、後日正式に退職の意向を伝えました。
ポイント:多くの企業では就業規則で退職の申告期限(例:退職希望日の30日前まで)が定められています。私の場合はややイレギュラーな形でしたが、通常は余裕をもって退職の意思を伝え、書面で提出するのが一般的です。会社指定の退職届がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
2.必要書類の確認と提出
退職時に会社に提出したり、会社から受け取ったりする書類は以下の通りです。
・退職届:
会社しての書式がある場合もあります。事前に担当部署への確認をおすすめします。
・健康保険証の返却:
会社の健康保険証は任意で継続することは出来ますが、国民健康保険との保険料を比較検討し、ご自身にとって有利な方を選択することをおすすめします。また、扶養の家族がいる場合は、家族分の返却も忘れずに行います。
・離職票の発行依頼:
失業手当を受給するために必須です。会社に発行を依頼しましょう。私の場合、退職後約1ヶ月後くらいに手元に届きました。
3.「保育園は退園になる?」育休退職と保育園継続のリアル
私の場合は、前途の通り保育園の申請自体をしていませんでしたが、育休中に退職を検討するママにとって、「保育園の継続は」大きな不安要素の一つだと思います。
そこで、多くの育休中退職者が気になるであろう「保育園の継続」 について、一般的な情報と私のケースを交えながら解説します。
退職後、保育園を継続できるかどうかは、お住いの自治体によって判断が大きく異なります。
一般的には、退職後すぐにハローワークで「求職活動中」の証明を受け、保育園には「失業手当申請中(または申請予定)」であることを伝えることで、求職活動中であると認められ、保育園の継続が認められるケースが多いです。
(※私の場合は申請していませんが、今後保育園の継続を検討される方のために情報を掲載しています。
※注意点:
自治体によっては、求職活動期間が限定されていたり、退職理由によっては継続が認められない場合もあります。
必ず、お住いの地域の役所や保育園に事前に確認してください。早めの情報収集が、スムーズな移行の鍵になります。
4.住民税・健康保険・年金の切り替え手続き
退職すると、これまで会社が手続きしてくれていた社会保険や税金の手続きを自分で行う必要があります。
・健康保険:
会社の健康保険を任意継続するか、国民健康保険へ切り替えするか選択します。国民健康保険への加入は退職後14日以内となりますので、注意が必要です。
・年金:
国民年金への切り替えが必要です。配偶者の扶養の入る場合は配偶者の扶養に入り、第3号被保険者となっている期間は、年金保険料を免除されますが、納付期間にはカウントされます。
・住民税:
退職時期にもよりますが、自分で支払いを行う「普通徴収」に切り替わります。思わぬ出費になることもあるので、事前に住民税の額を確認しておくことをおすすめします。
なお2025年5月23日現在、
失業保険の基本手当が年間130万円(日額3,612円)以上になる場合は扶養に加入することができません。
失業保険が給付されるまでの待機期間や給付制限期間中は扶養に入ることは可能です。ただし、失業給付が始める前に、扶養から抜ける手続きを再度行う必要があります。
こちらについては次回詳しく投稿したいと思っております。
退職して感じたリアルなメリット・デメリット【後悔しないために】

育休中の退職は、メリットもあれば当然デメリットもあります。
私が実際に経験して感じたことを正直にお伝えします。
◎退職して「本当に良かった」と感じたメリット
・精神的にとても楽になった(時間の余裕ができた):
まずは何といっても会社からのプレッシャーや通勤のストレスがなくなり、心にゆとりが生まれました。
・子どもとの時間がしっかりとれるようになった:
毎日時間に追われることなく、子どもとじっくり向き合えるようになりました。
・自分のキャリアを見つめ直す時間ができた:
漠然と抱えていた「このままでいいのか」という問いに対し、深く考える時間が持てました。
△ 正直「大変だった」と感じたデメリット
・金銭面の不安(特に退職直後):
収入が途絶えるため、貯蓄が少ないと不安になります。失業手当の支給開始までタイムラグがあるので注意が必要です。
・保育園の継続や各種手続きが複雑に感じた:
役所やハローワークとのやり取りに慣れるまで少し戸惑いを感じる人が多いようです。
ここについては今後私も手続きを進めていくので、その際に詳細をご報告出来たらと思います。
・「この決断でよかったのか」と不安になる時があった:
特に退職直後は、本当にこれで良かったのかと自問自答することもありました。
でも、今は自分のペースで学びながら在宅ワークに向けて動けているので、あの時の決断に後悔はありません。
退職後、私は「SHElikes」で学び直しを始めました

退職後、「今後どうやって収入を得ていくか」「どんな働き方が、私にとって理想的なのか」を真剣に考えたとき、
私は「SHElikes(シーライクス)」という女性向けキャリアスクールを選びました。
私がSHElikesを選んだ理由は、
・子育て中のスキマ時間でも無理なく学べるオンライン講座が充実していたから
・Webライター、Webデザイン、マーケティングなど在宅で活かせる多様なスキルを複数学べるから
・同じ境遇の女性が多く、共感し合えるコミュニティがあったから
現在はライティングやマーケティングを中心に勉強中で、自分で子どもを見ながら、自分のペースでスキルアップできる環境にとても満足しています。
「いつか在宅で仕事ができるようになる」という目標に向かって、日々楽しく学びを深めています。

まとめ | 育休退職後は不安だけど、あなたの人生の選択肢にしてもいい

「育休中に退職するなんて無謀なのでは…?」私自身もそう思っていた時期がありました。しかし、実際に体験してみて、育休中の退職は、あなたの人生として十分に『アリ』だったと心から感じています。
もちろん、人によって状況は千差万別です。だからこそ、後悔しないためにも、以下の点をしっかり考えることが重要です。
・退職後の生活設計:
具体的にいくら収入が途絶え、いつから失業手当がもらえるのか、生活費はどのくらい必要か。
・金銭面の見通し:
貯蓄は十分か、当面の生活費や学び直し費用は確保できているか。
・保育園や各種手続きの確認:
お住いの自治体の制度や、ハローワークでの手続きの流れを事前に把握しておく。
もし今、あなたが悩み続けいてるなら、一度立ち止まって
「自分にとって本当に必要な働き方とは何か?」
「どうすればもっと自分らしく生きられるのか?」
ここをじっくり見つめ直す時間を作ってみてください。私の体験が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。
次回予告|失業手当のもらい方とハローワーク対応のリアルを徹底解説!
次回の記事では、育休中に退職した私が実際に経験した失業手当の申請から受給までの具体的な流れや、ハローワークでの対応のリアル、そして注意点について、さらに詳しくまとめます。
💡 「失業手当っていつからもらえるの?」「申請って複雑なの?」と疑問に思っている方は、ぜひ次回の記事もチェックしてくださいね!
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